インフラエンジニア経験3年で、年収600万を目指す資格5選【入門レベル】

2022-01-21

ネットワークスペシャリスト試験 合格証書
トパーズ
トパーズ

インフラエンジニアって、何の資格で年収が上がるの?

トパーズ
トパーズ

ブラックIT企業はもう嫌だ…スキルアップして絶対に転職したい!

インフラエンジニアの鉄板の資格をまとめたよ。

サファイア
サファイア

昨今はコロナ不況の影響などで、キャリアにお悩みの方は少なくありません。一方、インフラエンジニアは人手不足なので、意外にも高年収。20代だけではなく、30代や40代の未経験転職者もいます。

未経験や駆け出しのインフラエンジニアのキャリアアップには、IT系の資格取得が最短ルート。

CCNAや応用情報技術者を取得した私は、未経験から1年と経たずに上流工程の仕事がゲットできました。

ネットワークスペシャリストも取得した3年目には、年収が600万円を突破。

この記事では、インフラエンジニアの年収アップにすぐに効く5つのIT資格を紹介します。

お読みいただければ、IT未経験者も駆け出しエンジニアも、思い通りのキャリアを築けるようになります。

なお技術書や参考書は、早い内からiPadでkindleの電子書籍を使って下さい。その理由は以下の記事にまとめています。

私がネットワークスペシャリストに最速で合格できたのも、いち早く紙の本から電子書籍での高効率学習に移行したからです。

ネットワーク:CCNA Routing and Switching

CCNA Routing and Switching認定試験 合格証書

CCNA Routing and Switching(以下、CCNA)はアメリカのシスコ社が主催する資格試験です。

ネットワークの設計構築や運用保守にかかわる基礎技術を認定する資格です。ネットワークの全般の知識に加えて、 シスコシ社のルーターやスイッチの仕様や設定操作などが問われます。

率直に言うと、CCNAはネットワークエンジニアになるためには必須の入門資格です。シスコ社のネットワーク機器は世界でトップシェアであり、インフラエンジニアにとってはデファクトスタンダートのスキルとだからです。

2021年現在で最もオススメのCCNA参考書

「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集」は、2020年6月に刊行されました。2021年現在のCCNA試験最新バージョン(試験番号200-301)に勿論対応済み。インフラエンジニアの間では最もよく使われる本であり、一般に「白本」と呼ばれます。

IT資格向け対策サイト「Ping-t」の合格体験記でも、白本とPing-tの問題演習で1発合格に成功された方が多数確認できます。

私がCCNAに1発合格した時に使った参考書

「徹底攻略Cisco CCNA問題集」は、私が受験した2015年頃には必須の資格対策本でした。

この1冊でCCNAの全ての試験範囲をカバーできます。

エンジニアの間でも根強い人気があり、通称「黒本」と呼ばれます。

いきなりCCNAの勉強に取り組むのが、不安な方向けの参考書

ここだけの話、IT実務未経験の初学者にとって、CCNAの学習内容は難しいです。

「1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版」は、積極的に図解を用いたり、丁寧に噛み砕いた説明が特徴。

本格的なCCNAの勉強に取り掛かる前に、準備運動をしておきたい方にお役立ちの本と言えます。

トパーズ
トパーズ

ところでCCNAが取れたら、何かいいことあるの?

無資格と比べて、段違いに採用されやすくなるよ。

サファイア
サファイア

CCNAが取得できたら、ネットワークエンジニアの求人には自信を持って応募して下さい。

NW運用保守レベルの業務なら、即戦力として対応できることの裏付けとなるからです。

私の最初のエンジニア案件もネットワークの案件でしたが、事前にCCNAを取得していたので、面接ではとても話が弾みました。

現場で業務を教わる時にも、CCNA取得者は俄然捗ります。なぜなら、先輩や上司に1から10まで質問せずに済むからです。

要するに、「信用出来て面倒な手間もかからない部下」として扱ってもらえるということです。

Linuxサーバー:LPIC(Linuc)レベル1

LPICレベル1認定試験 合格証書

LPIC(Linuc)はLinuxOSの技術者認定資格です。

世の中のサーバーの大半が、LinuxOSを使っています。よって、インフラエンジニアにとってLinuxの知識は絶対に必要。

入門資格であるLPICレベル1試験は「101」と「201」の2種類があり、両方合格することでレベル1取得が認定されます。

ところで、 Linuxの技術者認定資格には「LPIC」と「Linuc」という2種類の名称がありますが、ややこしいと思いませんか?

背景として、元々は「LPIC」という単一の国際的な資格が存在していました。

しかし、数年前に日本のLPICの運営法人が独自路線を進むことを決め、試験内容を日本にローカライズした「Linuc」という資格の運営を始めました。

その違いは以下の様になります。

資格名

LPICレベル1 Linucレベル1
実施団体

Linux Professional Institute

(LPI日本支部)

LPI-Japan
難易度 ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆
知名度 ★★★★☆ ★★★☆☆
受験費用
(101と201の合計)
33,000円(税込) 33,000円(税込)
企業からの評価と認知度 IT関連企業には以前から広く浸透。世界共通で評価される国際資格のため、海外や外資系で勤務を志す人向け。 富士通、日立、NEC等の国内企業からなる21社のプラチナスポンサーが存在。前述の日系大手IT企業やその関連企業では評価される可能性あり。
累計認定者数 18万人以上(2016年12月時点:世界全体) 約4万人(2020年3月時点:日本国内のみ)

難易度や受験料はどちらも同じです。それだけに、どちらを受けるべきか迷いませんか?

結論としては、LPICを取るべきです。

元々「LPIC」という名称の国際資格であり、保有者数や認知度はLPICの方が上だからです。

一方、Linucは富士通、日立、NECといった日系大手IT企業がスポンサー。日本国内限定の知名度であることは注意が必要です。

LPICの勉強方法は、Linuxサーバー」や「LinuxOSが入ったPC」を実際に触って覚えるのが一番

一方で、個人で環境を用意するのはハードルが高いですよね。

例えば、自宅にスチールラックを設置したり何十万円もするサーバーを購入するのは、初期投資にしては高すぎます。新たにLinux用PCを買うのも痛い出費です。

そこで、既にお持ちのPCに「VMware」や「VirtualBOX」という無料の仮想化ソフトウェアをインストールすれば、疑似的にLinux環境を用意できます。LPICの試験対策として勉強なら十分対応できます。

なお、可能な限りCCNAとLPICは両方取得してください。この2つは、インフラエンジニアとして最も有用なスキルだからです。

LPICレベル1に1発合格した時に使った参考書

「Linux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集 Version5.0対応 」は、LPIC試験対策の必須アイテムです。

2019年9月に刊行された最新版として、2021年現在の試験バージョンに対応。試験で出題されるポイントを的確に押さえることが可能です。

インフラエンジニアの間では、この1冊で合格できたという評判が後を絶ちません。巷では「白本」と呼ばれています。

IT資格向け対策サイト「Ping-t」の合格体験記でも、白本とPing-tの問題演習で1発合格できたという評判が多数見受けられます。

「1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 徹底攻略シリーズ」はLPICレベル1試験の超入門編です。

Linuxのシステムは初学者には非常にとっつきにくいです。

普段利用するWindowsの操作や概念とは大きく異なるので、まずはそのすり合わせが絶対に必要。

「 1週間でLPICの基礎が学べる本 」は、試験範囲を学ぶ前段階の準備としては易しい内容で、特にLinux未経験の方には強くおススメします。

「Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応」は 、カバーの色から通称「小豆本」と呼ばれます。

最新バージョンの試験範囲は網羅されていますが、試験に合格することを考えるとややボリュームが多すぎるので、お金に余裕があれば使う方針で構いません。

ちなみに私は使わなくても、1発でLPICレベル1試験に合格できました。

データーベース:OSS-DB Silver

OSS-DB Silver認定試験 合格証書

OSS-DB SilverはリレーショナルデータベースであるPostgreSQLの認定資格です。

インフラエンジニアとして、データベースの知識が必要になる場面もすくなくありません。

データベースの主な認定資格は、ORACLE MASTERとOSS-DBの2種類です。

資格名 OSS-DB Silver ORACLE MASTER Bronze
(Oracle Database 12c:1Z0-065)
実施団体 LPI-Japan ORACLE 
データベース種類 PostgreSQL ORACLEデータベース
データベース使用料金 無償オープンソースのため 有償(使用規模に応じて数万円~数千万円)
難易度 ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆
知名度 ★★☆☆☆ ★★★★☆
受験費用 16,500円(税込) 32,340円(税込)

IT業界全体でのデータベースのシェアは、「ORACLEデータベース」がトップ、「PostgreSQL」は「MySQL」と「SQL Server」に次ぐ4番手となります。

しかし、近年はPostgreSQLが人気上昇中。Oracleからの移行も増加傾向にあります。

PostgreSQL人気の理由は、多機能でありユーザーの要望に応えられることや、オープンソースのため導入コストが低いことです。

導入コストが低さは学習コストの低さにも直結します。

例えばOracleを自宅で学習するために、実機で環境を用意することは金銭的にもかなりハードルが高いです。なぜならOracleは本来法人用途の大規模なデータベース用途として販売されるライセンスであり、個人の利用は想定されていないからです。

つまり、勉強用にOracleを使うの難しいのが現実です。

一方PostgreSQLはオープンソースであるため、誰でも簡単に無料で利用環境が作れます。

具体的には、LPICの勉強と同様に自前のPCにVMwareVirtualBOXという仮想化ソフトをインストールします。centOS等のLinuxOSをその仮想化ソフト上でインストールすれば、PostgreSQLもそのcentOS上で全て無料で導入可能です。

勉強方法はいろいろありますが、実際に操作しながら覚えるのが一番です。

また、受験費用についてはOSS-DB SilverがORACLE MASTER Bronzeの約半額とかなりの割安。以上より、データベース初学者にはOSS-DB Silverがおすすめです。

OSS-DB Silverに1発合格した時に使った参考書

「徹底攻略OSS-DB Silver問題集」は2020年4月に刊行された、最新版の試験対策問題集です。2021年現在の試験バージョンである「OSS-DB Silver Ver.2.0 試験番号:OSDFBS-02」に対応しています。

CCNAと同様に「黒本」と呼ばれており、多くの受験者から活用されてきました。IT資格向け対策サイト「Ping-t」の合格体験記でも、黒本とPing-tの問題演習で1発合格に成功との口コミが多数確認されます。

IT全般知識:応用情報術者試験

応用情報技術者試験合格証書2
応用情報技術者試験 合格証書

ここまではネットワーク、サーバー、データベースの専門的な資格を挙げてきました。しかし、IT業界全般の知識を問う国家資格である、情報処理技術者試験も知名度抜群で有効な資格の一つです。

受験機会は半年に1回とチャンスが少ないので、計画的に勉強に取り組む必要があります。

資格名 基本情報技術者試験
実施団体 IPA(情報処理推進機構)
難易度 ★★☆☆☆
知名度 ★★★★★
受験費用(税込) 7,500円
特徴 IT人材にとっての入門資格。学生や新卒社会人向けとして広く認知される。少なくとも20代前半には取っておくべき。
想定年収 300~400万円
資格名 応用情報技術者試験
実施団体 IPA(情報処理推進機構)
難易度 ★★★☆☆
知名度 ★★★★★
受験費用(税込) 7,500円
特徴 IT人材としての上級資格。プロジェクトマネジメントを任される30代前後までには取っておきたい。
想定年収 400~500万円
資格名 ネットワークスペシャリスト
実施団体 IPA(情報処理推進機構)
難易度 ★★★★★
知名度 ★★★★★
受験費用(税込) 7,500円
特徴 高度IT人材としてネットワークインフラの専門性に特化した最上級資格。インフラアーキクチャの設計構築業務を担当する際には取得推奨。
想定年収 600万円以上

結論から言うと、敢えて基本情報技術者試験は受けずに応用情報技術者試験から受けるべきです。IT未経験からインフラエンジニアを目指す前提では、それが最も効率が良いです。

なぜなら、各試験は午前と午後の2部制で受験しますが、応用情報技術者試験は午後の問題において、プログラミングとアルゴリズムを選択しなくてもいいからです。

要するに、プログラミングの知識や経験がほとんどなくとも、応用情報技術者試験は乗り切れるということです。

プログラマーではなくインフラエンジニアになるとしたら、プログラミングをゼロから勉強するのは明らかに遠回りですよね?

次に、以下にて各試験の午後問題の選択ルールをまとめました。

ポイント1

基本情報技術者試験:アルゴリズムとプログラミング言語で50/100点と高い配点割合。

No. 基本情報技術者試験 午後問題 選択
1 情報セキュリティ 必須解答:20点
2 ソフトウェア・ハードウェア

任意選択:15点

3

ネットワーク

(※得点源)

任意選択:15点
4

データベース

(※得点源)

任意選択:15点
5 ソフトウェア設計 任意選択:15点
6 プロジェクトマネジメント 任意選択:15点
7 サービスマネジメント 任意選択:15点
8 システム戦略 任意選択:15点
9 経営戦略・企業と法務 任意選択:15点
10 データ構造及びアルゴリズム 必須解答:25点
11

ソフトウェア開発

(以下から1問解答)
・C言語
・Java
・Python
・アセンブラ言語
・表計算

必須解答:25点

基本情報技術者の午後の問題構成は、大学や専門学校でプログラミングをしっかり学んできたような受験者向けに作られています。なぜなら、アルゴリズムとプログラミング言語の大問2つで、配点の半分も占めているからです。

これはおそらくIT実務未経験の初学者の方にとっては、時間的にも心理的にも大きなハードルでしょう。

これからインフラエンジニアへの転職を志す人にとっては、アルゴリズムとプログラミングをわざわざ勉強するのは無駄手間にしかなりません。(後々必要になる場面もありますが、その時に勉強すればいいです。)

私もかつては 基本情報技術者試験のためにJavaとアルゴリズムを1か月かけて勉強し、かろうじて合格はできました。

実際に、インフラエンジニアになってからJavaとアルゴリズムが役に立ったことはないです。

よって、最短で年収600万のインフラエンジニアになるなら、基本情報技術者を敢えて狙う必要はありません。

※ただし最近はPythonを選択できるので、もしどうしても受けたい方はPythonの勉強をおすすめします。インフラエンジニアも業務自動化や効率化のために、Pythonを使う機会が増えてきているからです。

ポイント2

応用情報技術者試験:プログラミングをしなくても、自分の得意分野だけで80/100点の得点が可能。

No. 応用情報技術者試験 午後問題 選択
1 情報セキュリティ 必須解答:20点
2 システムアーキテクチャ

任意選択:20点

3

ネットワーク

(※得点源)

任意選択:20点
4

データベース

(※得点源)

任意選択:20点
5 システム監査 任意選択:20点
6 プロジェクトマネジメント 任意選択:20点
7 サービスマネジメント 任意選択:20点
8 組み込みシステム開発 任意選択:20点
9 情報システム開発 任意選択:20点
10 プログラミング(アルゴリズム) 任意選択:20点
11 経営戦略
情報戦略
戦略立案・コンサルティング技法
任意選択:20点

実は応用情報技術者の問題は、基本情報技術者と比べて意外と難化しません。よって事前知識ゼロの状態から応用情報技術者の勉強を始めても、合格は十分に可能です。

何より、自分の得意分野だけを選んでで8割も解答できます。これは得点効率の観点からは明らかに有利ですよね。

インフラエンジニア志望者なら、業務に直結するネットワークとデータベースで40点分は確実に確保。残りの40点は得意な分野を重点的に勉強すれば、手堅く合格できます。

例えば元々文系で経済系の学部出身なら、経営戦略を選んで下さい。また、プロジェクトマネジメントサービスマネジメントは、ITの専門知識が無くても常識的な考え方で解答できます。

駆け出しの早い段階で応用情報技術者を取得できたら、普通の駆け出しエンジニアよりもワンランク上として扱ってもらえます。

いずれは、インフラエンジニア向けの情報処理試験では最高難度のネットワークスペシャリスト試験にも合格してください。そうすれば、年収600万円は限りなく現実的になります。

2021年現在で最もおススメの応用情報技術者試験のテキスト

令和04年(2022年)の春期と秋期の応用情報技術者試験に対応する、最新のテキストです。2021年の12月15日に発売されました。

試験の出題範囲がよくまとまっており、得点に直結するポイントを的確に抑えることが出来ます。

ちなみに、このテキストは高度レベルの情報処理試験のバージョンも発行されています。私は平成29年度版のネットワークスペシャリスト合格教本のkindle版で勉強し、合格出来ました。

2021年現在で最もおススメの応用情報技術者試験の問題集

「午後問題の重点対策」は応用情報技術者試験の午後問題の演習に特化した問題集です。

ご存じの方も多いでしょうが、情報処理試験の最大のヤマは午後問題です。

応用情報技術者試験も例外ではなく、午前は受かっても午後で落とされるケースが大半。あとわずか数点で午後試験に合格できそうなレベルの人にたいして、この問題集は特に有効です。

過去数年分の過去問から厳選した問題が収録されており、その1問1問が綿密に解説されています。全ての問題を3周程度しておけば、本試験も大抵の問題に対応できる力が身に付きます。

午後問題は記述試験なので、本番を実際に手を動かして勉強して下さい。私は実際の問題用紙の文字サイズに近いと思われる、8mm方眼のノートで解答演習を行いました。これでまず手を慣らすことが出来ます。

午後問題で最も重要な意識は、記述問題で1点でも多く部分点を稼ぐことです。文章の構成として論理的で明快であり、採点者が読みやすい回答の記入を最優先に考えて下さい。

完璧な回答を目指すことよりも、部分点のわずか1点で合否が分かれることを忘れずに臨んで下さい。

クラウド:AWSソリューションアーキテクト アソシエイト

AWS_SAA_認定証2
AWSソリューションアーキテクト アソシエイト認定試験 合格証
※AWS認定資格の合格証は、紙媒体では発行されません。

上記の資格が一通り取得できたら、クラウドスキルの証明となるAWSソリューションアーキテクト アソシエイトの認定資格も取得して下さい。

あらゆる業種でAWSを使ったシステムの導入が進んでいます。オンプレミスからAWSへの移行も急ピッチで進んでいます。

クラウドがシステム構築のデファクトスタンダードになることは間違いないので、インフラエンジニアにもクラウドの技術は必須のスキルです。

以下の3社がクラウドベンダーの代表格です。

Amazon :AWS(Amazon Web Services)

Google:GCP(Google Cloud Platform)

Microsoft:Azure

中でもクラウド事業を最初に立ち上げたAWSが大きなシェアを握っています。

多くの機能を有しながらハイペースでアップデートを繰り返し、料金も同時に値下げし続けるのがAWSのスタンス。この徹底的にユーザー目線に立ってサービスを提供する姿勢により、世界中のエンジニアから高い支持を獲得しています。

一朝一夕では、これまで築かれた優位性が覆ることはありません。

その半面、頻繁なアップデートと多機能さがネックになる事もあります。

理想通りのインフラアーキテクチャ実現には、AWSに対する深い理解と日々の研鑽が何より肝心。もしそれを怠ると、クラウドなのにかえって時代遅れなシステムが出来上がってしまいます。

それだけに、AWSを自在に使いこなせるようなエンジニアは、この先どんな企業からでも引っ張りだこになることでしょう。

ここで、「CCNAやLPICを事前に取らなくても、初めからAWSの資格を取ってクラウドエンジニアになった方がいいのでは」などと思いませんでしたか?

実はそれは近道のようで遠回りになるので要注意。

なぜならAWS資格の問題は、受験者がインフラの基礎を理解している前提で作問されているからです。

要するに、ネットワークもサーバーもデータベースも知らない状態でAWSの勉強を進めても、何が何だか全く理解できない可能性が大。

よって、AWSは一通りインフラの技術と知識を身に付けた上で取り組んだ方が賢明です。

AWS認定資格名

クラウドプラクティショナー

受験料(税込) 12,100円
合格点/配点 700/1000
試験時間 90分
問題数 65問
難易度 ★☆☆☆☆
知名度 ★★☆☆☆
特徴 AWSを初めて扱う担当者向けの入門資格。AWSに関する基礎的な知識を幅広く身に着けることができる。低難易度で評価はそれ程高くない。
想定年収 300~400万円

AWS認定資格名

ソリューションアーキテクト

アソシエイト

受験料(税込) 16,500円
合格点/配点 720/1000
試験時間 130分
問題数 65問
難易度 ★★☆☆☆
知名度 ★★★★☆
特徴 AWSによるシステムアーキテクチャの設計担当者向けスタンダード資格。AWS認定として評価されるのはこのレベルから。
想定年収 400~600万円

AWS認定資格名

ソリューションアーキテクト

プロフェッショナル

受験料(税込) 33,000円
合格点/配点 750/1000
試験時間 180分
問題数 75問
難易度 ★★★★☆
知名度 ★★★★☆
特徴 AWSによるシステムアーキテクチャの設計担当者向け上級資格。AWS認定の中でも最難関の一つ。経験者の間でも取得のハードルが高く、より評価も上がる。
想定年収 600万円以上

インフラエンジニア向けの主なAWS認定資格は上記の3つです。

クラウドプラクティショナーはあくまで初心者向けの試験なので、敢えて取得する必要はありません。ただし受験料を払う余裕があり、AWSの基本からじっくりと勉強したい人は受けてもいいでしょう。

インフラエンジニアとして年収600万円を目指すなら、せめてソリューションアーキテクト アソシエイトは取得したいところです。AWSにおけるサーバーやネットワーク、データベース、ストレージなどのサービスを、まとめて学ぶことができます。

それらは実務でもよく使われるサービスなので、ソリューションアーキテクト アソシエイトを取得した上でAWSを扱う部署に配属されれば、ほとんど困ることはありません。

さらにこの資格は業務としてAWSを担当したいという人にとっても大きなアピール材料。クラウドのスキルを持つインフラエンジニアにとっては、今後の活躍の場は限りなく広がるでしょう。

AWSの案件で十分な経験を積むことが出来たら、いずれはソリューションアーキテクト プロフェッショナルも狙っていきたいところです。難易度も受験料も一気に跳ね上がるので、なるべく1回で合格できるようにくれぐれも十分に準備したうえで臨んで下さい。

資格を取って得たもの

トパーズ
トパーズ

ウチの〇〇業界は長くいても、全然給料が上がらない…

エンジニアは資格でキャリアアップしやすいよ

サファイア
サファイア

ほんの数年前まで年収300万だった私は、どうにかしてこの生活を変えたいと試行錯誤の日々。

毎日書店やネットでの情報収集を根気強く続けながら、そのきっかけとなる何かを探していました。

ITに興味を持ち始めた時に、書店で何となく目に留まったのが、「CCNA教科書」という黒くて分厚い資格テキスト

帰ってよく調べてみると、IT未経験でもエンジニアになれそうな入門資格に思えました。

全く未知の分野だったため、若干迷いながらも挑戦を決意。その後のCCNA取得が、ネットワークエンジニアとしてのキャリアのスタートです。

未経験からのエンジニア転職で成功できた理由は、自分の努力次第でいくらでもスキルアップできること

その気になれば、志望先への応募前に必要な技術の予習もできます。CCNAは、どの企業でも評価される強力な資格でした。

エンジニア転職では、事前に磨いたスキルで熱意やポテンシャルを存分にアピールしてください。

まとめ

この記事では、インフラエンジニア転職やキャリアアップに有効な5つの入門資格を紹介しました。

さらに上位の資格を取ることで、より単価の高い案件にもチャレンジできます。

実務経験も重要ですが、資格を生かしたステップアップのチャンスが、インフラエンジニアの大きなメリット。

今後のキャリアに迷っている方は、5つの資格の内1つでも取れればインフラエンジニアになれます。

もしある程度の資格はすでに揃えているような場合は、Pythonスクリプトによる作業自動化にも取り組んでください。

私はPythonによるネットワーク作業の自動化ができるようになった結果、チーム全体の作業効率が大幅に改善し、周囲からの評価も飛躍的に高まりました。

Pythonを使った作業自動化の具体的な方法は、以下の記事をご覧ください。

ITエンジニアを目指す中で、インフラエンジニアかプログラマーかで悩んでいる方はこちらの記事をご覧ください。

資格取得に向けては、エンジニア未経験者向けの無料スクールなら手厚いサポートの元で取り組めます。独学と無料エンジニアスクールの比較は、こちらの記事をご覧ください。

2021年7月から、東京都では「デジタル人材育成支援事業」という無料の資格取得と転職支援を行っています。従来のハローワークの職業訓練との比較は、こちらをご覧ください。