コールセンターからITエンジニアに転職する3つの理由【未経験可】
コールセンター辛すぎ。ストレスMAXだしもうやめたい…
SVでも管理者でもクレーム対応させられる…
早く転職したいのに…疲れて何もしたくない…
現在コールセンターで働かれている方は、過酷な仕事と将来にお悩みではないでしょうか?
私はコールセンターで働きながらIT技術を独学し、ITエンジニアに転職成功しました。
この記事では、コールセンターからの転職先としてITエンジニアが有望である理由を解説します。
お読み頂ければ、将来の選択肢としてITエンジニアというキャリアが見えてきます。
理由その1:高いコミュケーション能力
ITエンジニアに最も必要なスキルはコミュニケーション能力。
どんな業界でもよく言われる常套句ですが、ここからが一番お伝えしたいことです。
コールセンターの業務は毎日が見知らぬ他人との会話の応酬ですよね。
結果コミュニケーション能力は必然的に高まります。
2~3年のコールセンター経験があれば、どんなケースでも柔軟に対応出来るようになっています。
なぜなら、「見ず知らずの相手の、千差万別の悩み事」を解決し続けてきた経験値があるから。
顧客は、適当な回答や投げやりな態度は一瞬で見抜きます。
常に緊張感を持って試され続けるという環境が、コミュニケーション能力を強力に鍛えてくれるのです。
さらに、臨機応変に空気を読む力や、話を理解するための傾聴力も成長しているはずです。
コールセンターで培った力は、ITエンジニアとしても間違いなくアドバンテージになります。
理由その2:説明能力の高さ
自分では気づきませんが、コールセンター経験者は説明能力がかなり高いです。
そもそもコールセンターに問い合わせてくる人は、良く知らない状態で電話をかけてくる人が大半。
もし説明を適当に端折ったり、専門用語を連発してしまうと全く話が通じません。
お子様にもご年配の方にも、これ以上ないくらい分かりやすく噛み砕いて説明するのが必須。
顧客には、1を聞いて10を知るような察しのいい人はまずいません。
こちらには、1を教えるために10を教えるくらいの意気込みが必要になります。
IT業界でも、上手く説明できることが強みになります。
こちらの意図と要望が正確伝わるかどうかで、プロジェクトの成否はまるっきり違ってきます。
逆に言ってしまえば、しどろもどろで頼りないエンジニアはなかなか信頼されません。
よって、もしあなたの説明能力に加えて、技術力が身に付いたら鬼に金棒です。
理由その3:ITエンジニアは深刻な人手不足
正直なところ、コールセンターは決して楽な仕事ではありません。
私と同時期に入った同僚は十人以上もいました。
しかし要求される応対品質やストレスに耐えきれず、1年後には半分も残っていませんでした。
一方、ITエンジニアの人手不足も深刻です。
コールセンターで数年程度のキャリアがあれば、30代でも仕事はゲットできます。
更にITエンジニアはコールセンターよりも将来が有望。
仕事で結果を出しつつスキルアップしていけたら、年収アップもすぐに可能です。
例えば事務や経理といった職種は、数少ない求人に応募が殺到しています。
有力な経験や強力なスキルがなければ、転職活動は困難です。
そのような競争率が高い職種を目指すよりも、ITエンジニアは現実的なキャリアプランと言えます。
30代未経験からITエンジニア転職するまで
続いて、私がコールセンターからITエンジニアに転職するまでの経緯をご参考として紹介します。
キャリアに挫折し投資も失敗
私は30歳手前で1年以上の無職期間を作ってしまいました。
20代の頃は金融機関に勤めており、「いつか株やFXで稼ぐデイトレーダーになる」という淡い期待を抱いていました。
そんな時、リーマンショックや震災等で世界規模で深刻な不況に陥りました。
とりわけ金融業界にはそのダメージが直撃。
給料カットや早期退職勧奨が始まったタイミングで、私は業界の将来を見限り退職を決意しました。
その後、念願だったデイトレードに挑戦するも敢え無く失敗という結果になります。
詳しい経緯は割愛しますが、軍資金の大半を失うことで相場の厳しさを身をもって痛感しました。
その時点で既に退職から経った時間は既に1年以上です。
コールセンターをきっかけに再起
デイトレーダーの夢が経たれてからの再就職活動は、1年以上の空白期間とキャリアプランの甘さから全然上手くいきませんでした。
貯金も尽きかけ、追い込まれた挙句に始めた仕事が某携帯電話会社のコールセンターのオペレーター。
しかも正社員ではなく派遣社員です。
スマホの操作案内からクレーム処理まで、なんでも対応しました。
年収はわずか300万円と大幅ダウンし、交通費すら出ないというとても厳しい待遇。
1年2年と経つうちに、ここから何としても抜け出したいと強く望むようになりました。
そして日々の仕事の合間を縫って、IT関係の勉強に必死に取り組みました。
その結果、30代未経験ながらもITエンジニアへの転職に成功。
初めの1社目は、派遣社員として通信サービスのカスタマーサポート職でした。
そこで働きながら資格の取得にも取り組み、約1年後には正社員としての転職に成功。
エンジニアとして3年程度の経験を積んだ頃には、年収600万円も稼げるようになりました。
一度想像してみてください。
年収300万円で細々と暮らしていた人間が、もし600万円も稼げるようになれば世界が一変します。
世間的にはそれほどかもしれませんが、一度キャリアを全て台無しにした自分には大きな喜びでした。
苦労と努力を積み重ねてきた甲斐があったと、心の底から思いました。
現在はフルリモートワークが出来る環境で、毎日在宅勤務で仕事ができます。
満員電車のストレスやコロナ感染等の不安もありません。
もちろん私は、人より優れた才能も無い平凡な一般人に過ぎません。
きっと誰にでも実現できる現実的なキャリアプランです。
確実に言えるのは、働きながらでも30代からでも不可能ではないということ。
1年以上の空白期間というハンデがあっても、私はキャリアを取り戻せました。
もっと早く知っておきたかった事
ご存じの通り、コールセンターは過酷な職場です。
顧客のクレームに耐えきれず暴言を発してしまい、即日解雇となったオペレーターも居ました。
現場では「決してやりたい仕事はではないが、今はこれを続けるしかない。」といった、諦めたような空気感が漂っていました。
職場にいたのはみんな良い人ばかりです。
しかし、不器用にも働き方の正解を知らないばかりに、日々しなくてもいい苦労や我慢をしているのです。
今だから言えるの当時の教訓は、以下の通りです。
- 何年もオペレーターやSVを続けても、高年収やキャリアアップのチャンスはほぼ無い。
- もし我慢して嫌々働いているとしたら、自分にも顧客にも不利益しかない。
- コールセンターでの経験は、ITエンジニア転職のアピール材料にできる。
- 思った以上に簡単に転職はできるし、正社員にもなれる。
- 努力次第で、ITエンジニアとして年収アップが可能で仕事にも困らない。
現在どこかで同じような境遇の人がいたら、何かの役に立てばいいなと思います。
もし今もコールセンターで楽しく働けるなら、それはそれでいいのかもしれません。
逆にもうしんどいと思っているなら、一度立ち止まって冷静に今後を考えてみて下さい。
まとめ
この記事では、 コールセンターから転職するなら、ITエンジニアを目指すべき理由を解説しました。
仕事がきつくて辞めたいと悩んでいる方には、極めて現実的で将来有望なキャリアプランです。
地道にIT関係の勉強を続けることができたら、ITエンジニアとしてのキャリアアップは誰にでも実現可能。
ITエンジニアの中でもインフラエンジニアという職種がおすすめです。その根拠はこちらの記事をご覧ください。
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